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プレイしたゲームを中心に、CD・漫画・児童文学の感想、その他日常について書いています。
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戦闘妖精・雪風 第3部 『アンブロークンアロー』 読了しました。
まずタイトルがかっこいいですよね。“折れない矢”って


特殊戦第五飛行戦隊 通称ブーメラン戦隊に所属している主人公・深井零。
アニメだと堺雅人さんが声あててらっしゃるのですが、すごく合ってる!
原作を読んでるときもあの声で再生されます。「フムン」を始めとした吐息系が全部色っぽくて困る(笑)

彼らはブーメラン、その名のとおり“必ず帰ってくること”を至上命令とされています。
任務は戦闘の情報収集。味方が敵とたたかっている様子をひたすらモニタリングし続けます。
決して積極的に戦闘には参加せず、たとえ味方機を見殺しにしてでも、その戦闘で得たデータを持ち帰らなければなりません。
必ず帰還しろ、とはすなわち 情報を持ち帰れ、という意味で、パイロットの安否への気遣いからではないのが何とも厳しい...
でも そういった非情な任務に適した性格、他者に関心をもたず、興味のあること以外はどうでもいいと思っている人間で構成されているのが特殊戦なのです。


三作目である本書は、今までにも増してファンタジー色と哲学要素が強かったように思います。
空間移動、テレパシー、デジャヴ、などなど。あとは主要人物たちの過去話とか。
私としては雪風のかっこいい戦闘シーンや、零との意思疎通シーンなどを見たかったので、その辺が残念かな。
一番「え~・・・」と思ったのが、雪風が擬人格で現れたところ。
雪風と零は、コックピットでモニタを通して文字で会話してたり、飛行中のお互いの動作から意思を汲み取ったりしてるのが萌えるんじゃないか!
雪風が音声でしゃべるのはなんか違うと思う...
警告音とか(あの音すごい好きだ!)文字の点滅とかで充分 零には伝わるからそれでいいのに。

その点から言っても、二作目の『グッドラック』が一番好きです。

  〈 I have control / I wish you luck...Lt.FUKAI 〉

雪風のこれ↑には鳥肌でした。
あなたの幸運を祈ります、深井大尉。
good luck、じゃなくて より丁寧なメッセージなのがすごく嬉しかったなあ。

そして ロンバート大佐と対峙しているときの、

 『きみに勝ち目はない、深井大尉』
 ___そうかな?

これもぞくっとした!
最初 零が言ったのかと思ったんですけど、雪風の言葉だったとは。
ロンバート大佐に言われたことをそのまま言い返したんだ、と気付いてさらに衝撃。
なんという風の女王...!!

 おれは、空を飛ぶのが好きだ。雪風と飛ぶのが。

そんなこた みんなとっくに知ってるのよ。
でも零本人がはっきり好きだと表現したのは初めてで、それが嬉しかった。



雪風のくるくるシーンが爽快です!

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