プレイしたゲームを中心に、CD・漫画・児童文学の感想、その他日常について書いています。
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昨日やってたTVで、戦闘機パイロットさんの話をいろいろ聞けて楽しかった!
そんなわけで アンブロを読み返した感想などを。
「重要なのは、まずおれが雪風から射出されないようにすることだよ」
雪風と零の関係はシビアですよねええ
それでも信頼が築けているのがすごいところなんですけれども。
もし雪風のやりたい行動や意思が伝わらなかったり、それを実行できるだけの技量が零にないと判断されたら、その場で即ぽいされちゃうんですもんね。
とんでもない高さとスピードで飛んでいる戦闘機からいきなり放り出されるとか怖すぎでしょ…
クーリィ准将の威厳に圧されて、反射的に敬礼してしまうシーンが印象的です。
雪風以外のなにかに畏怖している零さんも珍しい。さすがはスーパー婆さん。
「乙女(シルフ)でなければ阿婆擦れ(ビッチ)だろう」は名言ですね。
零さんといえば他人に無関心というイメージですが、わりと初期の頃から冗談を言ったり軽口を叩いたりしている気がします。
相手がジャックだけじゃなく、エディスや桂城少尉に増えはしたけど。
ジャックに「ヘイ」とか呼びかけたり、プロのおねえさんに頬を張られたエピソードを自分から語っちゃうあたり、それほど寡黙な印象はないんだよなぁ。
中でも「ひらけごま。…だめか」は群を抜いていると思います(笑)
零さんの人間らしい部分を垣間見れると、大変嬉しい気持ちになる。
だれかの気持ちを慮る能力が欠けているように見えるけど、深入りしないことで自分も傷つかないようにしていたらそうなってしまっただけで、共感能力はしっかり持っていると思います。
でなければオドンネル大尉とその婚約者を思って、雪風を盾にすることもやむを得ない、なんて とても考えないと思うのです。
トロル基地でおびただしい死体を見て激しい怒りを覚えていたときも、共感能力あればこそだと零自身も気付いていましたし。
おまえは雪風に乗って地球人を殺せるか、という問いに躊躇いなくイエスと答えた零さん。
自分で問いかけておきながら「おまえというやつは全然変わってないじゃないか!」と憤るジャックに笑ってしまった。じゃあなんて言えばいいんだよ(笑) できないと言ったらそれはそれで問題だろうに。
私も零さんの答えは結構ショックだったんですが、あとあと出てくる心情を読んでなんとなく腑に落ちました。
これはジャムと“人間”の総力戦なのだから、戦争が終わったとき人間が1人でも生き残っていれば我々の勝ち、なんだそうです。
『頑張ってね』
「頑張ってるよ。何言ってるんだ___」
エディスとの会話に和んだ。憮然としている零さんを想像したらおかしくて。
その後 急に桂城に話を戻されてとっさに反応できてないのもいい演出でした。
エディスとはお互いに嫌いだ気に入らないとか言いながら、なんだかんだで良好な関係を築いていると思うのですが。第四部ではどうなっているでしょうか。
徐々に関係が変化していっている雪風はもちろん、新たに関係を築いたエディスや桂城少尉とのコミュニケーション描写が大好きなので、次回作でも期待!
はやく続きが読みたいよ~。
そんなわけで アンブロを読み返した感想などを。
「重要なのは、まずおれが雪風から射出されないようにすることだよ」
雪風と零の関係はシビアですよねええ

もし雪風のやりたい行動や意思が伝わらなかったり、それを実行できるだけの技量が零にないと判断されたら、その場で即ぽいされちゃうんですもんね。
とんでもない高さとスピードで飛んでいる戦闘機からいきなり放り出されるとか怖すぎでしょ…
クーリィ准将の威厳に圧されて、反射的に敬礼してしまうシーンが印象的です。
雪風以外のなにかに畏怖している零さんも珍しい。さすがはスーパー婆さん。
「乙女(シルフ)でなければ阿婆擦れ(ビッチ)だろう」は名言ですね。
零さんといえば他人に無関心というイメージですが、わりと初期の頃から冗談を言ったり軽口を叩いたりしている気がします。
相手がジャックだけじゃなく、エディスや桂城少尉に増えはしたけど。
ジャックに「ヘイ」とか呼びかけたり、プロのおねえさんに頬を張られたエピソードを自分から語っちゃうあたり、それほど寡黙な印象はないんだよなぁ。
中でも「ひらけごま。…だめか」は群を抜いていると思います(笑)
零さんの人間らしい部分を垣間見れると、大変嬉しい気持ちになる。
だれかの気持ちを慮る能力が欠けているように見えるけど、深入りしないことで自分も傷つかないようにしていたらそうなってしまっただけで、共感能力はしっかり持っていると思います。
でなければオドンネル大尉とその婚約者を思って、雪風を盾にすることもやむを得ない、なんて とても考えないと思うのです。
トロル基地でおびただしい死体を見て激しい怒りを覚えていたときも、共感能力あればこそだと零自身も気付いていましたし。
おまえは雪風に乗って地球人を殺せるか、という問いに躊躇いなくイエスと答えた零さん。
自分で問いかけておきながら「おまえというやつは全然変わってないじゃないか!」と憤るジャックに笑ってしまった。じゃあなんて言えばいいんだよ(笑) できないと言ったらそれはそれで問題だろうに。
私も零さんの答えは結構ショックだったんですが、あとあと出てくる心情を読んでなんとなく腑に落ちました。
これはジャムと“人間”の総力戦なのだから、戦争が終わったとき人間が1人でも生き残っていれば我々の勝ち、なんだそうです。
『頑張ってね』
「頑張ってるよ。何言ってるんだ___」
エディスとの会話に和んだ。憮然としている零さんを想像したらおかしくて。
その後 急に桂城に話を戻されてとっさに反応できてないのもいい演出でした。
エディスとはお互いに嫌いだ気に入らないとか言いながら、なんだかんだで良好な関係を築いていると思うのですが。第四部ではどうなっているでしょうか。
徐々に関係が変化していっている雪風はもちろん、新たに関係を築いたエディスや桂城少尉とのコミュニケーション描写が大好きなので、次回作でも期待!
はやく続きが読みたいよ~。
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フェアリィ空軍では、英語をもとにした言語が話されているそうです。
形容詞などがなく、必要最低限の単語しか使わないんだとか。
みんなすごい早口っぽそう(笑)
それを踏まえて、雪風〈改〉の序盤 軍法会議のシーンを考えてみました。
尋問され、初めのうちはそれなりに丁寧に答えている零ですが、だんだんと苛々がつのった結果 つい↓
「深井少尉、自分の眼が信じられんのか」
「おまえは___ “あなた” は自身の眼を信じておられるのですか」
上官に向かっておまえとか!
初読はもちろん たまげましたが、何度読んでもその度ヒヤヒヤしてしまいます
直後に「あなた」と言い直してるのがかろうじて救い。初期の零さんは結構カッカしやすいイメージだな。
で、これらのやりとりをFAF語でってなると、「you」を「your honor」って言い替えたのかもしれません。
エディスと話すときも、「きみ」って言ったり「あんた」って言ったりする。
だけどこっちはたぶん「you」のままじゃないかと思うのです。ちょっとしたニュアンス程度で。
その場に応じて一人称や二人称や三人称を変えて喋るのって萌えるんですが、無駄を省いたそっけないFAF語でどう表現しているんだろう、と ふと気になったので。
母国語を忘れてしまうくらいにすっかり使いこなしてる零さんをすごいと思いつつ、咄嗟のときに出る言葉もきっとFAF語なんだろうなと思ったら、ちょっと寂しくもあり。。。
地球軍の空母に着艦したシーン、同じ日本人同士で会話しているのにまったく意思疎通できていない描写がとてもショックでした。
形容詞などがなく、必要最低限の単語しか使わないんだとか。
みんなすごい早口っぽそう(笑)
それを踏まえて、雪風〈改〉の序盤 軍法会議のシーンを考えてみました。
尋問され、初めのうちはそれなりに丁寧に答えている零ですが、だんだんと苛々がつのった結果 つい↓
「深井少尉、自分の眼が信じられんのか」
「おまえは___ “あなた” は自身の眼を信じておられるのですか」
上官に向かっておまえとか!
初読はもちろん たまげましたが、何度読んでもその度ヒヤヒヤしてしまいます

直後に「あなた」と言い直してるのがかろうじて救い。初期の零さんは結構カッカしやすいイメージだな。
で、これらのやりとりをFAF語でってなると、「you」を「your honor」って言い替えたのかもしれません。
エディスと話すときも、「きみ」って言ったり「あんた」って言ったりする。
だけどこっちはたぶん「you」のままじゃないかと思うのです。ちょっとしたニュアンス程度で。
その場に応じて一人称や二人称や三人称を変えて喋るのって萌えるんですが、無駄を省いたそっけないFAF語でどう表現しているんだろう、と ふと気になったので。
母国語を忘れてしまうくらいにすっかり使いこなしてる零さんをすごいと思いつつ、咄嗟のときに出る言葉もきっとFAF語なんだろうなと思ったら、ちょっと寂しくもあり。。。
地球軍の空母に着艦したシーン、同じ日本人同士で会話しているのにまったく意思疎通できていない描写がとてもショックでした。
戦闘妖精・雪風 第3部 『アンブロークンアロー』 読了しました。
まずタイトルがかっこいいですよね。“折れない矢”って

特殊戦第五飛行戦隊 通称ブーメラン戦隊に所属している主人公・深井零。
アニメだと堺雅人さんが声あててらっしゃるのですが、すごく合ってる!
原作を読んでるときもあの声で再生されます。「フムン」を始めとした吐息系が全部色っぽくて困る(笑)
彼らはブーメラン、その名のとおり“必ず帰ってくること”を至上命令とされています。
任務は戦闘の情報収集。味方が敵とたたかっている様子をひたすらモニタリングし続けます。
決して積極的に戦闘には参加せず、たとえ味方機を見殺しにしてでも、その戦闘で得たデータを持ち帰らなければなりません。
必ず帰還しろ、とはすなわち 情報を持ち帰れ、という意味で、パイロットの安否への気遣いからではないのが何とも厳しい...
でも そういった非情な任務に適した性格、他者に関心をもたず、興味のあること以外はどうでもいいと思っている人間で構成されているのが特殊戦なのです。
三作目である本書は、今までにも増してファンタジー色と哲学要素が強かったように思います。
空間移動、テレパシー、デジャヴ、などなど。あとは主要人物たちの過去話とか。
私としては雪風のかっこいい戦闘シーンや、零との意思疎通シーンなどを見たかったので、その辺が残念かな。
一番「え~・・・」と思ったのが、雪風が擬人格で現れたところ。
雪風と零は、コックピットでモニタを通して文字で会話してたり、飛行中のお互いの動作から意思を汲み取ったりしてるのが萌えるんじゃないか!
雪風が音声でしゃべるのはなんか違うと思う...
警告音とか(あの音すごい好きだ!)文字の点滅とかで充分 零には伝わるからそれでいいのに。
その点から言っても、二作目の『グッドラック』が一番好きです。
〈 I have control / I wish you luck...Lt.FUKAI 〉
雪風のこれ↑には鳥肌でした。
あなたの幸運を祈ります、深井大尉。
good luck、じゃなくて より丁寧なメッセージなのがすごく嬉しかったなあ。
そして ロンバート大佐と対峙しているときの、
『きみに勝ち目はない、深井大尉』
___そうかな?
これもぞくっとした!
最初 零が言ったのかと思ったんですけど、雪風の言葉だったとは。
ロンバート大佐に言われたことをそのまま言い返したんだ、と気付いてさらに衝撃。
なんという風の女王...!!
おれは、空を飛ぶのが好きだ。雪風と飛ぶのが。
そんなこた みんなとっくに知ってるのよ。
でも零本人がはっきり好きだと表現したのは初めてで、それが嬉しかった。
雪風のくるくるシーンが爽快です!
まずタイトルがかっこいいですよね。“折れない矢”って


特殊戦第五飛行戦隊 通称ブーメラン戦隊に所属している主人公・深井零。
アニメだと堺雅人さんが声あててらっしゃるのですが、すごく合ってる!
原作を読んでるときもあの声で再生されます。「フムン」を始めとした吐息系が全部色っぽくて困る(笑)
彼らはブーメラン、その名のとおり“必ず帰ってくること”を至上命令とされています。
任務は戦闘の情報収集。味方が敵とたたかっている様子をひたすらモニタリングし続けます。
決して積極的に戦闘には参加せず、たとえ味方機を見殺しにしてでも、その戦闘で得たデータを持ち帰らなければなりません。
必ず帰還しろ、とはすなわち 情報を持ち帰れ、という意味で、パイロットの安否への気遣いからではないのが何とも厳しい...

でも そういった非情な任務に適した性格、他者に関心をもたず、興味のあること以外はどうでもいいと思っている人間で構成されているのが特殊戦なのです。
三作目である本書は、今までにも増してファンタジー色と哲学要素が強かったように思います。
空間移動、テレパシー、デジャヴ、などなど。あとは主要人物たちの過去話とか。
私としては雪風のかっこいい戦闘シーンや、零との意思疎通シーンなどを見たかったので、その辺が残念かな。
一番「え~・・・」と思ったのが、雪風が擬人格で現れたところ。
雪風と零は、コックピットでモニタを通して文字で会話してたり、飛行中のお互いの動作から意思を汲み取ったりしてるのが萌えるんじゃないか!
雪風が音声でしゃべるのはなんか違うと思う...
警告音とか(あの音すごい好きだ!)文字の点滅とかで充分 零には伝わるからそれでいいのに。
その点から言っても、二作目の『グッドラック』が一番好きです。
〈 I have control / I wish you luck...Lt.FUKAI 〉
雪風のこれ↑には鳥肌でした。
あなたの幸運を祈ります、深井大尉。
good luck、じゃなくて より丁寧なメッセージなのがすごく嬉しかったなあ。
そして ロンバート大佐と対峙しているときの、
『きみに勝ち目はない、深井大尉』
___そうかな?
これもぞくっとした!
最初 零が言ったのかと思ったんですけど、雪風の言葉だったとは。
ロンバート大佐に言われたことをそのまま言い返したんだ、と気付いてさらに衝撃。
なんという風の女王...!!
おれは、空を飛ぶのが好きだ。雪風と飛ぶのが。
そんなこた みんなとっくに知ってるのよ。
でも零本人がはっきり好きだと表現したのは初めてで、それが嬉しかった。
雪風のくるくるシーンが爽快です!